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「ご馳走様。」
俺は食事を終えると部屋へ戻った。
何となく嫌な予感がする。
そんな不安を多少抱いていたなか、幸いその予想が見事に的中した。
パソコンを開くとピーターからのメールが届いており、その一行目は辞書を使わずとも理解出来た。
『助けてくれ!!僕は今ある組織に狙われている!』
有り得ない。
俺の中で一番最初に思い浮かんだのはやはり補完に関する事だ。
合成人間のあの時の記憶。
あれは俺とピーターにしかないはずだ。
うん、だからそんな事は絶対に有り得ない。
きっとピーターは別の事情で狙われているんだ。
だが俺はメールを翻訳していくごとに絶望的な心情に陥った。
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