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7.従業員との旅行Ⅳ
私は今、梨香さんと香奈さんと三人でプールに来ています。
なんでこんな事になったんだろう。
私は恥ずかしくて出れません。
「詠美さん、早く来てください」
「詠美さん、こっちですよ」
「そっちに行かないとダメなの？」
「はい、ダメです」
どうしたらいいんだろう。
私は迷っている。
「やっぱり、そっちには行きません」
「どうしてですか？」
「行きたくない」
「詠美さん、ほらっ、こっちこっち」
私は香奈さんにより手を引っ張られる。
とうとう梨香さんと香奈さんの前にお披露目をするのだった。
「詠美さん、水着素敵ですね」
「詠美さん、綺麗です」
「そ、そうかな？」
「はい」
「詠美さん……」
すると香奈さんが詠美さんの唇に口付けをした。
「か、香奈さん、何をするの」
「ご、ごめんなさい」
「ううん、気にしないで」
「梨香さん、どうしたの？」
「詠美さん、素敵過ぎて……」
「……」
私は黙っている。
「とりあえず、泳ぎましょうか」
梨香さんと香奈さんが頷いた。
この先どうなるのかな。
プールに来たのはいいけど、私はかなづちで泳げない。
私は端っこにでもいようかな。
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