一時間しか営業しない牛丼屋

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8.従業員との旅行Ⅴ 「詠美さん、そこで何してるんですか?」 「梨香さん、私ね……プール苦手なの」 「そうなんですね」 「うん」 「そんな事より一緒に泳ぎましょう」 「遠慮しておきます」 「どうしてですか? 一緒に泳ぎたいです」 「私は……」 「梨香さん、詠美さんが困っているじゃない」 「だって……」 「香奈さんと梨香さんだけで楽しんできて」 私はプールから出て水着から着替えて外に出た。 「やってられないわ」 私は旅館に戻る事にした。 旅館に戻ると私はお部屋に戻る。 荷物を片付けて私はチェックアウトして家に帰る事にした。 もちろん二人の分は支払いは済ませてある。 私は家に着くと鍵を開けて中に入る。 「やっぱり、自宅が落ち着くわ」 私は冷蔵庫からビールを取り出すと飲み始める。 「美味しいわ」 私は飲み終えると寝室に行ってベッドに仰向けになると目を閉じて寝る事にした。 しばらくして目を覚めして起き上がる。 「梨香さんと香奈さんには悪い事をしたかな」 「でも、今回はしょうがないよね」 私はソファーに座ってくつろいでいる。 その時だった。 インターホンが鳴る。 私は面倒なので出るのをやめた。 またインターホンが鳴った。 「しつこいわ、誰なのよ」 私は玄関まで行くとドアを開けた。 するとそこには梨香さんと香奈さんが怒っている。 「お二人さん、どうも」 「詠美さん、どうもじゃないですっ!」 「そうですよ、詠美さんっ!」 「そんな怒らないで」 「怒りますよっ! 一人で勝手に帰って」 「勝手に帰るなんてひどいですっ!」 「ごめんなさい、梨香さんと香奈さんごめんなさい」 「許しません」 「私も許しません」 梨香さんと香奈さんが許してくれなさそうだ。 明日から気分よくお仕事しようとしたのにできそうにないな。 「二人とも明日からお仕事再開だから、帰って休んだ方がいいわ」 「詠美さんっ!」 「詠美さんっ!」 「二人とも何?」 「私達怒っているんですよ、従業員同士で旅行してたのに勝手に帰るなんて失礼じゃない」 「ごめんなさい」 「ごめんなさいじゃないです」 「私は許しませんよ」 「梨香さんと香奈さんはどうしたら許してくれるの?」 「私は詠美さんの下着姿を撮らさせて下さい」 「い、嫌よ、なんでそんな事を……」 「ダメです、これは罰なんですから」 「わかったわ」 梨香さんと香奈さんが玄関で靴を脱いでお部屋の中に入ってくる。 「詠美さん、下着姿になってね」 「うん」 私は服を脱ぐとパンツとブラジャーだけの姿になった。 梨香さんはスマホを取り出すと私の姿を撮影した。 「私はこれで許します」 「うん」 「香奈さんはどうしたら許してくれるの?」 「私は……お買い物に付き合ってくれれば許します」 「うん」 「ありがとう」 「いつ付き合えばいいの?」 「明日お仕事終わったらでいいですよ」 「うん」 私は香奈さんとお買い物に付き合う約束をした。 「私達帰りますね、また明日です」 「また明日ね」 梨香さんと香奈さんは帰宅した。 「はぁっ、最悪だわ」 明日からお仕事頑張ろっと。
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