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またもや美里が、3本目のアイスを黙って渡す。
それを何度か繰り返した後、俺はついにアイスを生理的に受け付けなくなった。
…アイスの後味がいつからかしょっぱく変わったのは、いつだっただろうか。
そんなときでも美里は一言も喋らず、ずっと俺の隣で座っていた。
「…なぁ、俺のどこがいけなかったと思う?」
涙ながらに美里に尋ねるが、返事は返ってこなかった。
無視されたことにしょんぼりしていると、美里が小さな声で呟いた。
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