8866(ハチハチロクロク)

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 あるものは水に落ち、またあるものは、踏まれ  次第に意識はその数を減らしていく。  やがてぼくの意識は一つの粒に集約していく。  今、ぼくは大空を雲に乗って流れされている。  先を急ぐ渡り鳥、遠くの雲の間から見える稲光。  夜になると、綺麗な星たちが静かに瞬いてぼくの心をほんの少し慰めてくれた。  ぼくは、風に乗り、山を超え、川を渡った。  やがて、見知らぬ草原に着いた。  周りを山に囲まれた、水の綺麗な場所。  「こんにちは」
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