名もない気持ち

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「はぁ…かっこいい。元樹くんなんてゴミよ、ゴミ!」 「確かに憧れるけど。さすがに元樹くん可哀想だからな?あの宇佐美さんと比べたらあかんよ。かっこよさの次元が違う。」 「女性なのがもったいないわ…いや、宇佐美さんなら女性もありだわ!!もういっそ抱いて!!!」 「……………アホくさ。」 うーん。 やはり言葉は、未知だな。 もっと言葉について勉強すべきなのかもしれないな。 そしたら………。 あの子にもっとたくさんのことを話し合えたかもしれない。 今も、あの子の笑顔を見ることが出来たのかもしれない。 一瞬で当たり前だったことが………消えるなんて思ってもみなかった。 どうしたらあの子は、自分にもう一度笑いかけてくれるのだろうか。 どうしたらあの子は、自分にもう一度会ってくれるのだろうか。 どう返したら正解だっただろうか。 言葉が無さすぎることが分かったが…その先は?
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