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昼休み
昼休み、俺たち3人は食堂に来ていた。
ゆっきーは先いくとか言ってたが、何してんだアイツ。
「おい結城、あれ見ろよ、、、」
あおねこが指さす先には3人分の定食を器用に運ぶゆっきーが居た。
先にせきをとっておいてくれたらしい、、、が。机の上にも更に多くの定食が置いてある。
「ゆっきー、それ、何人前だ?」
「んーっと、俺の0.5人前!」
俺たちが驚くのはなにせ、ゆっきーは定食を5個たのんでいたのだ。背は高くないくせに胃袋はでかいのか。
つまり、こいつは1食10人前を食うらしい。
「ま、とりま食おうぜー!座れ座れ!」
俺たちはとりま席につき、ゆっきーに色々聞きだした。
「お前、なんでそんな食えるんだ、、、?」
そう聞くとゆっきーは、少し俯いてから話し出した。
「おれ、中学時代さ、いじめられてた友達かばっていじめられて人間不信になってさ、ストレスで過食しててん。でも、食べてからいつも後悔してた。それから過食を少しづつ直して、普通に飯食べたら美味しくてさ、だからストレスでむしゃくしゃして味も感じず食べるより、美味しく沢山食べた方が楽しいってわかったんだ。だから、沢山食べれるようになったんだよ。」
、、、そうだったのか。
「ま、俺は人間ブラックホールでさw食べるのは好きやよ!」
「それね!いいと思うよ!」
過食、、、そうか。でも、ゆっきーは中学時代も良い奴だったんだな。
その後も俺たちは楽しくおしゃべりしていた。
俺は昔の自分を思い出していた。
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