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BL研究部の王様ゲーム
「こんちゃー」
「おじゃましゃーす」
俺たち1年5人はいつも通り放課後にBL研究部に来ていた。
すると、見知らぬ女の人が2人いた。服装的に2年かな、、、?そーいや観月先輩が2年は2人いるけど忙しくて時間がある時に来るとか言ってたな。
1人はサイドテールにミディアム髪をたらしたヘアの茶髪の女の人。パーカーを制服の上に着ていてニーソ。2人目は銀髪ショートカットに黒縁メガネの美人。オドオドしてて大人しそう。長いカーディガンを制服の上に着ていて、あれ、ズボン?あ、そか。この学校女子用のズボンの制服あるんだった。男子と同じデザインだから一瞬びびった。
「あんたらが新しく入ったヤツら?」
1人がが聞いてきた。俺たちは頷く。
「ふーん、、、明日真先輩が言ってたわね。ハーフでそっくりな一卵性の双子と総受けと胃袋ブラックホールとパツキン野郎って。」
「誰がブラックホールだ!!」
ゆっきーよ、そこかい。
いやいや名前で紹介しろよってかににゆにとひまりちゃんは一卵性なのかー初耳学。
「ちょ、、、ちょっと友乃さん、そうじゃなくてお名前で呼んであげようよお、、、」
「うっさい真琴!!黙ってなさい!!」
「ふ、、ふぇぇ、、、」
片方がめっちゃドギツイ。苦手じゃないが普通の人から見たら無理だろうな。
「え、えっとぉ、どちら様ですかぁ?」
ににゆにが恐る恐る尋ねた。
「あたしは月哉友乃(つきや ゆの)。二年d組。バスケ部とBL研究部に所属してるわ。」
ドギツイ性格女の人が言った。
「僕は、、、雪島真琴(ゆきしま まこと)です、、、。えと、、、皆さんのことは知ってます、、、どうぞ、、、よろしく、、、」
優しそうな方が言った。
俺らは口々によろしくと言い、色々聞いた。
「真琴さんってスカート嫌いなんすか?」
ふと、ゆっきーがそう聞いた。これ、人によっては聞いちゃまずいんじゃ、、、
「それ、あたしも気になっててん!どないしてズボンなんですか?」
ひまりが続ける。おいおいおい、、、
「え?普通、スカートなんて履かないでしょ、、、?」
友乃さんがため息をついてこう言った。
「真琴は、男の子よ?」
「え?」
「は?」
「へ?」
「ヴェ?」
「にょ?」
上から俺、あおねこ、ゆっきー、ひまり、ににゆにの驚きが漏れた。
「はああああああああああああ!?」
「おとこのこおおおおおおおおおお!?」
「こ、これってむしろ、、、」
「子を娘とかいてえぇぇえええええ」
「おとこの娘おおおおおおおおおお」
なんという連携の取れた驚きだろう。
「、、、僕、昔からおとこのこに見えないって言われてまして、、、」
それもそのはず、ひまりより女の子っぽい。
「ひまりより女子っぽいです!!」
おいこらバカねこ。ど失礼やぞ。
「あーおーとー?なんかいったー?」
「ひまりちゃん落ち着いて!!喧嘩ダメだよっ!!ににとのお約束でしょ!」
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