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「ここだ」
「‥‥‥え?」
ついていった先にあったのは‥水色のごみ箱だ。
「え、えーと‥」
まさか‥まさか‥ね?
ちがうよね、けいた君?
「このごみ箱の中なら見つからないぞ」
「え、えー‥」
ごみ箱に‥ぼくが入るの?
「ぼ、ぼくは入りきれないと思う‥よ?」
「お前ちびだから、いけるだろ」
けいた君は、ゆっくりフタを開ける。
ごみ箱の中は、何も入っていない。
「入ってみろよ」
「え、で、でも‥」
「せっかく教えてやったのに、入らないって言うのか?おい」
さっきより言い方が強くなってる‥おこってるのかな‥。
おこらせたくない‥。
おこったら、きっとこわいんだろうなぁ‥。
いやだなぁ‥。
だんだん、こわい気持ちでいっぱいになる。
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