エピローグ

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エピローグ

――――そこは、不思議な世界だった。 あの腹立たしい天使と悪魔の顔を最後に私の意識は完全にシャットダウンした。 そして次に目に入ったものはこの何とも言えない光景で。 ……ってことは、ここは死後の世界? ぐるりと辺りを見回すも、私の他に人なんておらず、それどころか“何も無い”。 ――――虚無。 って言葉がぴったりなココは、なんだか燻んだ霧みたいなものが漂っている。
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