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ダイスケは、にわかには信じがたかった。偶然であって欲しかった。しかし、この時点では判断する材料もなく、やはり実際に会ってみるのが得策なのではないかと思った。
ナオキはワクワクする方にまっすぐ行動するタイプだ。それに対しダイスケは、慎重に石橋を何回も渡りながら行動するタイプである。ナオキに憧れを持っている自分に気が付いていた。
講義が始まってもナオキは、「どんな顔なんやろ」、「誰に似てるんやろ」など好奇心に突き動かされ、頭は飴配り女に占領されているようだった。
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