ツバサの翼
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ツバサの翼
「っち、だから最初から信じとけって言っただろ」 建設中のビルの上、突き刺すようなビル風を感じながらツバサは言った。 遠くには、この国で一番高いと言われている建物が見えている。 「おいスライム。ご主人さまのお呼び出ぞ」 その言葉に、彼のスーツのポケットからあの緑色の魂が顔を出す。「行くぞ」の合図に、スライムも小さく頷く。 「それじゃあちょっくら、仕事始めますか」
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