変わりゆく関係

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結局もう家を出る時間になってしまったため、直接本人に確認してみようと思い直し凜久と家を出た。 だけど、気付いた。 本人に確認するのって、かなり難しい。 だっていきなり『昨日私に告白した?』なんて聞けると思う? 答えは無理。できない。 もしそれが私の夢だったら? 仮に本当だとしても、間違って消しちゃったなんて絶対相手の気分を悪くさせる。 だから、私から言い出すことはできなかった。 向こうから話振ってくれないかな……とそわそわ待つも、いつもと変わらず趣味の合う話で盛り上がるだけ。 いや、どことなく不自然だったかな?やりにくそうな感じ。 やっぱり、もしあのメールが本当だとしたら今シカトしてる状態なわけで、それはさすがに失礼だと私から聞く覚悟を決めた。 『えっと、昨日のことなんだけど……』 『あ、ああ。俺たちはずっと良い友達でいような?』 『……え?』 と、なんかいきなり的外れなことを言われ。 確かに私達は良い友達だと思うけど……とどこか腑に落ちないまま、態々話すことでもないかなと自己完結した。 私基本何も考えてないからね。 きっとあれは夢だったんだろう。告白される夢を見るなんて欲求不満かしら?なんて思っていたっけ。
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