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うーん、どう考えたってこれが反抗期中の弟がする言動だとは思えない。
朝はただ外せない用事があったってだけなのかな？
凜久くんだったらどんな大事な用事でも姉さんより優先すべきことはないって言ってそうだけど。
いいや、聞いちゃえ！
「そういえば今日、絃と一緒に登校してなかったみたいだけど、どうかした？」
「……絃何か言ってました？」
「反抗期かしらって」
「フッ……反抗期、ね。まあちょっとした罰ですよ」
「え……？」
罰？ってどういうこと？
そう疑問に思ったけど、それを聞く前に凛久くんの美麗な笑みに遮られてしまう。
「それじゃあありがとうございます。さようなら」
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