第四話 伯爵とエッグの仲間

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 王の子、それを先祖は隠していました。ですが、それは知られることとなります。 子供は、王の風格を表して行きました。 王は、妖精の事を知っていました、王妃が亡くなってから王は一度も見ることが出来なくなってしまったという。 見ることができるのはローズ家の血を譲り受けたものだけ、ですがなぜ王が一時の間だけでも見ることが出来たのかはわかりません。もちろん祖父もです。 亡くなった王妃の代わりにギュター家は娘を嫁がせました、一応は王家です、でも、なにもありません、そう、妖精は、ローズ家の正当な王族にしかつかないし、見えることができないからです。    何故ギュターはローズ家とは関係はないのか? その叔父の父親は、ポトから見ると五代前の王の兄、だがその後から崩れる。 「崩れるとは?」 「そこでローズの血が絶えます」 「どういう事でしょう?」 「兄は何者かによって殺されたと記事実があります」 その後、その夫人は、新たな男性と一緒になるのですがギュターを継いで行きます。ですからその叔父はもうローズの親族、血縁ではなくなります」 「クラウド、よろしいかな」 「はい、お願いします」 シュトラウドさんが話しはじめた。 「こういうことは多いのだ、本家の金、名声欲しさに、しがみつくように親族だと言い張るのが、だが、それを取り除くのも大変での、そこまでさかのぼっていろいろせねばならぬ。だが、クラウドの父たちはそれが出来るようにちゃんとしていたという事だ」 「じゃあ、この屋敷の収入源は何にもしなくてもそのギュターに流れていくって言う事なの?」 「そうです、賢いですな」 褒められた。 「話しを戻そうか」  クラウドの曽祖父は、私の父に相談に来た、彼とは仲が良かったんだ、それに遠い国にいたからね、だから話がしやすかったのかもしれない。 ギュターの娘は、親と、彼ら妖精のいたずらの板挟みにあっておかしくなってこの世を去った。 王は二人の王妃を失くさられたことに大変悲しまれた。 クラウドの曽祖父はここぞとばかりに、子供を王に託したんだ。 王は子供をかわいがってくれた、そして王子としてすくすくと育って行ったんだ。だが、十五歳の誕生日を目前に、またギュターが動き始めたんだ。 「・・・彼らは、王を殺した」 クラウドはぼそっと言った。そして。 「お前たちのじいちゃんにも手をかけた」 と妖精が言った。 「お前がいうなよ」 「いいじゃんか真似ぐらい、似てただろ?」 「けんかはやめ、シュトラウド続けて」 続けよう。
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