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第二王子達も手前にいるそれ等を無視して、次々に乙女達に手を差しだしていく。そうやって順当に第四王子までいった。
そして、第五王子以降は、試練の場となった。
私といえば、顔で笑顔を作りながら心で涙を流していた。
残ったのは……犯罪と枯れとそれ。
第五王子は悩んだ末、犯罪に手を染めた。
どうやら色仕掛けを諦めて、子育てに変更したようだ。
残ったのは枯れとそれ。
もうそれ等が売れ残った野菜に見えた。
どっちもどっちの為、第六王子はまだ悩んでいる。
そして悩んだ挙句、老女に手を差しだした。
第六王子も色仕掛けを諦めて、介護に変更したようだ。
そして、末端の私は有無言わさず……それとなったのだった。
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