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「キャッ、エリリン!」
バシッ
「わー、ビックリした」
エリリカは、片手で軽々とボールを受け止めた。
「君、大丈夫か? 済まない」
中須藤が、慌ててやってきた。
「あ、全然大丈夫です! ばあちゃんのパンチに比べれば、ゆっくりだし」
「え? ばあちゃんのパンチ?」
しまった、とエリリカは慌てて口を押さえた。
「あ、ばあちゃんが心配するから、そろそろ帰ろうかなって」
「いや、練習は始まったばかりだが」
「そ、そうですね。ごめんなさい」
エリリカは、顔を真っ赤にして、頭を下げた。
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