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「おまちどおさま。さ、食べようぜ」
ボウルいっぱいのサラダを持って、ルドーニがやってきた。
その笑顔に、ついこちらもつられて微笑む。
「しかし、どうして先生はお前にオレンジ色のバラの花言葉を託したのだろうな」
「ぅん? それはやっぱり人を見る眼があった、ってぇことだろ」
しばしばお茶の席に呼ばれていた、ルドーニ。
その少年の人となりを見て、ニコルスはヴァフィラの将来を託したに違いない、とルドーニは胸を張った。
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