魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている8~バラ色の人生~

50/51
前へ
/51ページ
次へ
「おまちどおさま。さ、食べようぜ」  ボウルいっぱいのサラダを持って、ルドーニがやってきた。  その笑顔に、ついこちらもつられて微笑む。 「しかし、どうして先生はお前にオレンジ色のバラの花言葉を託したのだろうな」 「ぅん? それはやっぱり人を見る眼があった、ってぇことだろ」  しばしばお茶の席に呼ばれていた、ルドーニ。  その少年の人となりを見て、ニコルスはヴァフィラの将来を託したに違いない、とルドーニは胸を張った。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加