魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている8~バラ色の人生~

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「どうかしたか、ルドーニ?」 「え、あ、いや。何でもねえ」  現実に引き戻されたルドーニは、報告を始めた。  サロランニ王国の息のかかった一つの町にある女神ラニマ像が、何者かによって壊されたのだ。  誰かがいたずらでやったにしては、あまりにも粉々に砕かれていたその有様に、敵国への疑惑が持ち上がった。  敵の魔闘士の仕業ではないか。  到底常人では、ここまで破壊することなど不可能だったからだ。
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