61人が本棚に入れています
本棚に追加
俺を家族の一員に加えてくれ、なんて、まるでプロポーズのセリフだな。
夜、同じベッドに二人で横たわりながら、ヴァフィラは昼間のルドーニの言葉を思い出していた。
すると、今夜は初夜、ということか?
そう考えると、交わしなれた口づけもなんだか新鮮でくすぐったい。
そしてちょっぴり恥ずかしい。
なかなか唇を開こうとしないヴァフィラ。
だがルドーニは焦ることなく、ただ優しいキスを繰り返した。
ようやく薄く開いたヴァフィラの唇に、そっと舌を忍ばせる。
最初のコメントを投稿しよう!