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「お前は酒の方がよかったかな?」
「いや、さすがに昼間っから酒をかッ喰らうわけには」
冗談を言い交わしながら、テーブルに着く。
体を休めてハーブティーを飲むだけなら、どこででもできる。
だが、帰ってきたその時を見計らって、このタイミングでお茶を用意してくれているヴァフィラの気持ちが嬉しい。
ここまで自分の事を大切に考えてくれるようになったヴァフィラの心が、嬉しい。
ただ、一つだけ引っかかる点があった。
これまで、ヴァフィラの準備でお茶を楽しむことは何度もあったし、共に食事をする機会もいくらでもあった。
だが、ヴァフィラが徹底して絶対に行わないセッティングがあるのだ。
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