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1.私の思い
私の名前は朝霧楓(アサギリカエデ)。
年齢は23歳。
職業は専業主婦。
私は結婚していて夫もいます。
夫の名前は朝霧和人(アサギリカズト)。
年齢24歳。
職業は資産家。
私は資産家でもある家に嫁いでいます。
私にとってはもったいない夫です。
でも、夫は私に一目惚れをして恋人となり結婚したそうです。
私も今の幸せがいつまでも続くと信じています。
「和人、和人はいるの?」
「どうしたんだ? 楓」
「お話があるの、いいかな?」
「うん、構わないが」
「あのね、今度デートしたいの、ダメかな?」
「いいな、デートするか、今からでもいいぞ」
「い、今から……何処に行くの?」
実は資産家である夫は豪邸に住んでてある程度の物は揃っている。
「デートするっていっても豪邸内だが、ダメか?」
「ううん、いいよ」
「じゃあ、プールにいくか」
「うん」
私は自室に戻ると水着を取りにいく。
水着を持ってプールがあるところに向かう。
「あれ? 和人がいない」
私は和人をいない事を見計らって着替える事にした。
着替え終わると私は和人を探す。
辺りを見回しても和人が居ない。
「和人ったら何処に居るのかな」
私はとりあえず、柔軟体操をして身体をほぐす。
私はプールの中に入ると泳ぐ事にした。
泳いでいるといきなりお尻を触られる。
「きゃあっ、何」
私はプールの中を覗くとそこには和人がいた。
「和人~、何をしているのかなぁ~」
「目の前に旨そうなピーチがあったからな」
「旨そうなピーチって何よ」
「旨そうなピーチはピーチだろ」
「はぁっ、和人……いい加減にして」
「楓怒るのか?」
「怒りません、呆れているの」
「そうか」
和人は良い夫で優しい旦那でもある。
私はそこに惹かれている。
「さっ、泳いでくるね」
「ああっ、わかった、俺は一旦上がるな」
「うん」
和人はプールの中から上がった。
私は泳いでいる。
「こうやって和人といるといいなぁ」
「うふふっ、和人と出会えて嬉しかった」
私が泳いでいると和人がこちらに来る。
「楓、そろそろ上がらないか?」
「どうしたの? 和人」
「特に何もないが何か見ないか?」
「見るって何を見るの?」
「楓を見る」
「………………」
「なぜ、黙る」
「あのさ、私の事は毎日見てるよね?」
「見てるな」
「まぁ、いいわ」
私はプールの中から上がる事にした。
上がると私は和人と着替える事にした。
「楓、一緒に着替えていいのか?」
「どうして? 夫婦じゃない」
「それもそうか」
私は水着を脱いでバスタオルで身体を拭いていく。
和人がこちらをじっと見ている。
「和人、どうしたの?」
「いや、いつ見てもいい身体してるなってな」
「恥ずかしいからやめてよ、もうっ」
私は赤面している。
私はパンツを履いてブラジャーを着けると衣服を着る。
横を見ると和人は着替え終わっていた。
「和人、この後はどうするの?」
「そうだな、ゆっくり過ごすのもいいな」
「そうだね、そうしようか」
和人は資産家だけど、時々お仕事に行っている。
その時は私はお留守番とはならないでいる。
基本的には一緒についていっている。
私と和人は大広間に戻るとくつろいでいる。
「楓、これからさ、メイド服を着て毎日過ごしてくれないか?」
「い、嫌よ、恥ずかしい」
「いいじゃないか、楓のメイド服を見たいな」
「そんなに見たいの?」
「ああっ、見たい」
私は考える事にした。
しばらく考えるとこう言った。
「和人が見たいならいいよ」
「おぉ、そうか、ありがとうな、楓」
和人が妙に喜んでいると感じた。
「早速、これに着替えてくれ」
「なんでもう用意してあるのよ、断られたらどうするつもりだったの?」
「楓はきっと断らないと信じていたな」
「私の事をよくおわかりで……断れる性格じゃないからね」
「まぁ、そういう事だ」
「その場で着替えてくれな」
「はいはい」
私は和人に言われた通りにその場で着替える事にしたのだった。
今来ている衣服を脱ぐと下着姿となる。
和人から渡されたメイド服を着る事にした。
メイド服を着ると和人の目の前まで歩いていく。
「和人、ど、どうかな?」
「よく似合ってるじゃないか」
「あ、ありがとう」
なんか褒められて私はとても嬉しかった。
「そうだ、忘れてた」
「メイドとご主人様という設定な、これからは」
「えぇ~、そこまでするの~、嫌よ~」
「楓頼むよ、なっ」
「わかったわ、いいよ」
本当に私は頼まれると断れない。
「楓、喉が渇いたな」
「ご主人様、ただいまお持ちします、少々お待ちください」
私は飲み物を取りにいく。
飲み物を取りにいくと大広間に戻った。
「ご主人様、どうぞ」
飲み物を和人に渡した。
和人は飲み物を受けとるとゴクゴクと飲み干していく。
「冷たい物は美味しいな」
「そうですね、ご主人様」
「楓は飲まないのか?」
「ご主人様、私はちゃんと水分とっているので平気です」
「そうか、ならいいんだ」
「心配してくれるんですか?」
「心配するのは当たり前だろ、妻だしな」
「あ、ありがとうございます」
和人は本当に優しすぎる。
「ご主人様はこれからどうするのですか?」
「膝枕してくれ」
「はい、かしこまりました」
私が座ると和人は私の膝の上に顔をのっけて横になる。
「気持ちいいですか? ご主人様」
「楓の膝枕は気持ちいいな」
こうして和人を見ると時々、子供に見えてくる。
しばらくすると和人は寝息を立てている。
「ご主人様は寝たようね、それにしても寝顔が可愛い」
私は和人の頬に口付けをしたのだった。
もう一回和人の頬に口付けをした。
和人は本当によく寝ている。
きっと疲れているのかなと感じている。
このまま寝かせてあげようかな。
私もなんだかウトウトしてきたわ。
私は目を閉じてとうとう眠ってしまった。
これから何かが起こるとも知らずに……。
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