プロローグ

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プロローグ

ここは誰もが知っている街、東京。 俺は東京の大手企業に勤めている、いわば会社員だ。 東京の会社は良いところと悪いところが有り、俺は割りと良いところに勤めている。 大体休みは土日。な、はずなんだが、今日は何故か日曜出勤。 本当だと今日は家でゲームをするはずだったんだが、社長直々の頼みじゃ断れない。そしてもし断ったとして断った理由がゲームしたいから~何て冗談でも言えない。 [オイ!!ビルの上から女が落とされそうだぞ。] 何だか駅の方で叫び声が聞こえるがこっちはそれどころではない。 まぁ、何するか分からないんだけど。 [女が落とされたぞ!!] お、女が落とされただと。 そんな事件ってこの世に存在したのか。あの女の人は気の毒だが、普通考えてもあの高さだとキャッチ出来れば助かるかも知れないが、大体死んでしまう。 誰かが助けても多分助からない。そしてキャッチした人も腕の骨などが折れてしまう。 もう、あの人は終わったな。 「って。見逃せるかぁぁ。」 [オイ!!男の人がもうスピードで走って来るぞ!!] 俺は目の前で人が死ぬなんて耐えられない。そしてあの女の人は俺よりも10歳位も年下だ。そんなに俺よりも人生が残ってるのなら、俺の分まで知らない人だが生きて欲しい。 そう思いながら俺は女の人が落ちてくる場所まで行き、女の人の事をキャッチした。 その時、目の前が真っ黒になった。 「俺はどうなったんだ?あの人は無事なのか?そして此処はどこだ。」 俺はこの時、自分が死んだ事すら理解していなかった。 俺の中にあったのは、怖いと言う感情だった。 此処はどこだと言う不安と暗さによる怖さだ。その時、俺の耳に女の子の声が聞こえてきた。 「あなたは死にました。自分の命を捨ててまで、知らない人を救って死にました。」 やっぱり俺は死んだのか。短い人生だった。彼女の一人は作りたかった。だけどこの後俺はどうなるのだろうか。 仏になるのだろうか。 そうだ。あの女の子に聞いてみよう。 「あの、俺はこの後どうなるのでしょうか?仏になるのですか?」 「あなたは誰かを助けて死んでしまったので、転生ならさせてあげられます。ですが、異世界にですが。それでも良いのなら、転生させます。」  転生ってライトノベルだけの話じゃ無かったのか? 人を助けて死んだから転生できる?じゃあ良い行いをしたって事だろ? やっぱりお婆ちゃんの言葉は信じて良かった。 じゃあ異世界に転生したいなー。じゃあ転生したいと言うか。 「あの、異世界でも良いので、転生したいです。」 「分かりました。じゃあ知らぬ人を助けた報酬として、あなたの全ステータスを無限大にして転生させます。準備はよろしいでしょうか。」 「はい。」 「あなたの第二の人生に幸福あれ。」 光が見えてくるとその光に俺は飲み込まれた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これは草か?そしてこの丁度いい風。そしてこの景色。 本当に異世界に来れたのだろう。 後、俺の名前って何て言えば良いのだろうか。桜山武瑠とも言いずらいし、じゃあ俺の名前はこれから、タケル・シルファーにしよう。 完全にどっかの名前を持って来たがまぁ良いだろう。 まず町を探すか。、、と言ってもどうやって探せばいいんだよ!! コロン!コロン! 「え!?何?何?何の音!?」 俺の目の前に、電話に出ますか?と書かれた表示が現れた。 俺は電話に出るを選択した。 〈おーい。タケル君?聞こえる?〉 「聞こえますよ。後何で俺の名前知ってるの??」 〈まぁ良いじゃないか~。私はカグヤ。宜しくね。で、そうそうタケル君ごめんね~、変な人里離れた場所に飛ばして。〉 「大丈夫ですよカグヤさん。後このゲームのメニューみたいな物は何ですか?」 〈それはね今のところ、私と電話できたり、地図を見たり、ステータス調整とか。後、アビリティとか付けれるから気にせず使ってね。〉 へぇーカグヤさんと電話できるのかー。まぁ地図も見れるなら町まで楽に行けるな。 カグヤさんに感謝だな。 「色々とありがとうございます。じゃあ定期的に電話しますね。」 〈タケル君じゃあねー。〉 カグヤさん。結構優しい人だな。じゃあ町まで行くかな。 こうして俺はものすごいチート能力を持って、異世界に、転生しました。
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