再会と事件

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再会と事件

「アルカ、アルカ・バランはいませんか?」   俺は魔法学校のアルカの教室に行く、そうすると教師が出てきて俺の事を見て、真面目そうな感じで言った。 「あなたがタケル・シルファーさんですね。話しは国王様から聞いております。アルカ・バランさんとの面会ですね、少々お待ち下さい。」 教師の方は良い人そうで、安心した。 それから10分後、教師の方はアルカを連れて戻って来た。 俺はアルカを見た時、もう二年も経ったのかと少し時が経つのは早いのだと思った。 アルカは二年前の幼女感は無く、中学二年生位の見た目だった。 「アルカ、久しぶり。」 「タケルさん?タケルさんですか?!」 アルカは一瞬戸惑っていたが、俺だと気づき駆け寄って来た。 俺は今までの思い出が蘇って来たようで、感動した。 俺は手を伸ばし、アルカをキャッチしようとした。 「タケルさーん、、、、じゃぁなぁぁあい!!!何であの時私達の事を置いて行ったんですか!寂しかったんですよ!」 「ごめんアルカ。でも突っ込みは成長したな!」 俺がこう言うとアルカは俺に向かって飛んできて思いっきり蹴っ飛ばして来た。 歳の差はあったが結構痛かった。 そしたら隅からカグヤさんが出てきてアルカちゃん久しぶりーと言って話していた。 アルカは俺とカグヤさんとの再会を喜んでいたし、もう一回娘を冒険に連れて行ってくれないかと言う国王の許可ももらっている。 俺はアルカにもう一度俺達と冒険に出ないかと言うとアルカは迷わず言った。 「私、タケルさんともう一度冒険に行く!」 「分かった今すぐに用意をしてくるんだ。」 俺がそう言うと、アルカは一瞬で戻って来た。 見るからに凄く息が荒い。 どんだけ俺達が来るの待ってたのだろうか? まぁ準備も出来たところで出発するか! 「アルカちゃん、また宜しくね。」 「カグヤさん、宜しくです。」 「よし、出発だ!」 そして俺達は魔法学校の校舎を出た。 ん?何かおかしい。 さっきまで晴天だったのに今にも雷が鳴りそうな気候に変わっている、どういう事だ。 俺の天気予報的な魔法では今日は99%の確率で晴天だけの1日になるって言ってたんだが。 嫌な予感もしないことはない。 「タケルくん、何か嫌な気配がする。気をつけて。アルカちゃんは私が守るから。」 「分かった。アルカは頼んだ。」 俺は目の前の壁にに向かって叫んだ。 「そこにいるんだろ、フレナ!」 俺がそう叫ぶと、壁が砕け散ってフレナが現れた。 やっぱり生きていたか。 自爆なんて、敵がいなければキャンセルすればいい。 魔王となればそんな事は簡単だろうし、もし自爆しても魔王なら耐える事も不可能ではない。 何でこんな良いときにまたくるんだよ。 まぁいい、また戦うだけだ。 「フレナ?フレナなの!?」 「お久しぶりですねアルカ。私が魔王になる前のアルカと変わっていませんね。」 そう言われてアルカは前のめりになって進もうとしたが、カグヤさんが必死に止めた。 フレナの方に行ったら何が起こるか分からない。 その事に気づいたカグヤさんはアルカを絶対にフレナの方には行かせないようにしていた。 「アルカちゃんダメだよ!あっちに行ったら何が起きるか分からないのよ!」  「でも!だって、、、フレナお姉ちゃんがようやく帰って来たんだもん!」 「アルカ!もう少し待ってくれ!」 俺達が必死に止めるとアルカは止まった。 俺達の言っている事を理解したようだ。 さて、問題はフレナだ。 どう考えてもフレナは前よりも強くなっている。 フレナの殺気を感じれば誰でも分かるのではないか。 そのくらいフレナは強くなっている。 今、ステータスを垓位にするか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ステータス限界値 ーーーーーーーーーーーーーーーーー そうだった。俺のステータスは限界値に行っているだ。 何で!無限大じゃなかったのかよ! 何でこんな時に、もっと強く無くちゃ行けないのに、クソ!! 文句を行っても仕方がない。 「ジェネレイト・オブジェクト」 俺は魔法で剣を作り出すと、フレナに向かって走り出した。 フレナは俺の行動にいち早く気づき、前のように突っ込んできた。 「あなたは倒さなければならない。」 「どうしてだ!何でお前が俺を倒さなきゃ行けないんだ!」 俺はフレナの話に必死に対抗した。 でもフレナは聞いてくれなかった。 フレナは魔王に操られている、そう感じた。 じゃあ、フレナを倒せば操られるのを解除出来るのではないか! フレナを倒す為には今以上の攻撃技が必用だ。  どうすれば、どうすれば良いんだ!
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