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これは、、時空の乱れの切れ目。
此処にもあったのか。
もう此処には用はないな、そう思い、俺はまた切れ目に飛び込んだ。
また俺の意識は途絶えた。
そして俺が目を開けると、世界の果てにいた。
奴がアルカ達を攻撃していた。
それをなんとかカグヤさんがこらえているが今にも倒れそうだった。
「早く助けなきゃ。」
だが、体が動かない。
そうか、俺は神になったんだった。
神になったって事は体が慣れてないから、それだけが動けていない。
早く、、、しないと、、アルカ達が。
俺は力を込めてスラッシュと言って魔法を発動させた。
そしたらなんともまぁ運が良いことに、俺が放ったスラッシュは奴に命中した。
「アルカ達から離れろ。」
俺は体力ゲージを無限大にして、奴と戦った。
「あのまま時空の中をぐるぐるとしていれば良いものを。」
奴はいやみったらしく俺に言った、だが俺には仲間がいるこんな所で負けるわけがない。
「タケル・シルファー、お前さえ、お前さえいなければ、私の計画は成功していたのに。」
計画?そんなものは知らんが、こいつは放って置いたらヤバそうの奴だな。
「ファイヤ!!」
俺は下級魔法を放ってしまったのだが、ステータスが異常なので、結局、上級魔法よりも威力が出た。
「熱っつ!!何をする!!」
何をするじゃ無いんだよ、お前のせいで俺の仲間が怖い思いをした、俺はそれを絶対に許せない。
「だが、タケル・シルファー、お前を殺す事だって出来るのだぞ。私とも共々、皆消してやる。」
って事は自爆か?!早くアルカ達の所へ行かなくちゃ。
自爆!!
ドォーン
終わった、、、、アルカ達が完全に焼けている。
俺は、俺はどうすれば良いんだ。
俺が自分を問い詰めていると、頭の中で声が聞こえた、何処かで聞いたことのある声だった。
『お兄さん。忘れましたか?あなたは時を司る時の神。これくらいなら余裕で戻せるはず、さぁ立って仲間を助けるのです。』
そうだ、俺は神の中でも時の神になったんだった。
俺は唾をゴクリと飲み込み、一言の言葉を言い放った。
『タイムリープ』
俺がこう言うと、みるみる時間が戻って行き、自爆した奴まで元に戻って行く。
俺はその間に全ステータスを無限大にし、準備をした。
そして完全に時が爆発前に戻る直前、俺はアルカ達の元に飛んで行った。
そして、アルカ達の元につくと、時が完全に戻り、奴はやはり自爆をしようとしてきた。
俺はその前にバリアと叫んでバリアを展開した。
そしてまた奴は自爆したが、今度は完全なる自爆だった。
俺が一応手を合わせていると、アルカ達が俺の所まで来てくれた。
「タケル。あなたならまた戻って来るって信じていましたよ。」
「カグヤさん。」
カグヤさんがまぁ安心そうに俺に話してくれた。
アルカやエルカは泣きそうだったけど、大丈夫、と声をかけ、泣かずにすんだ。
何はともあれ、俺達はまた冒険を続ける事にした。
仲間はまた女子が増えたけど、楽しくなりそうだ。
でも、そういえば町とか最近行って無かったな。
今度行ってみるかな、でも前みたいに二回連続で事件に巻き込まれる危険性も無いことは無いからなぁ。
まぁとりあえず、近くの町まで行ってみるか!!
俺の旅はようやく平常に戻った。
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