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まず、ピラミッド本体の底面の基盤整備だが、すべての面を削ったのかもしれないし、10㎡ぐらい残しているかもしれない。
これは、1ヶ所だけで10㎡ではなく、何ヵ所かを合計した面積が、という意味で、1ヶ所の面積は小さい。
岩盤に深いひび割れがあったかもしれないし、地下空間への入口もあるからだ。だから、地下空間への入口を先に掘り、地下空間自体も掘ってから、底面整備をしたかもしれない。
時間短縮を考えると同時進行だが、空間の上に、何百もの巨石が積み上がることを考えると、地下空間の入口から少しだけを掘っておいて、何段か巨石を積んでから、地下空間を深くまで掘ったのかもしれない。
地下空間と、ピラミッド本体の内部空間は、つながっている。内部空間は、巨石を置かないことで作られる。
でも、その内部空間には天井があり、その天井の、直接上か、間接上には、巨石が積み上がっている。( 間接上だと思うが、直接上だとすると、空間の幅に対して非常に広く長い巨石を使っているのだろう。)
これは、巨石を少しずつずらしているのかもしれないし、一種のてこの原理を使っているのかもしれない。
( 片方に下向きの力がかかると、もう片方は上向きになる。もちろん、巨石が折れてしまえば意味はないが。)
とにかく、内部空間は、普通よりも大きな巨石で作られていると思う。
内部空間は、壁にずれがない。もちろん、わざと少しずつずらしているところもあるが、そうでないところは、一直線で平らになっている。
これは、内部から見て調整したのだろうか。そうではない可能性がある。巨石の寸法を計り、出っぱっている部分やへこんでいる部分の長さを計ったら、内部から見なくても一直線で平らに出来ると思う。
内部空間は、斜めになっているところが多い。ということは、進行方向が上昇している場合、奥に行くほど、石材が積んであるということだ。
下降している場合は、手前に石材が多く積んである。
現存最大のピラミッドの場合、底面の中央部にたくさん積んで、縁に近い部分で少し積んでいる。
でも、内部空間は、石材を置かないことで作られるから、一段ずつ作ったのかもしれない。
内部空間は、斜めに上昇している。それは、外側の石積みから見ると、数段に渡っている。下部のほうの内部空間は、大きめの巨石で構成されているはずで、
その大きめの巨石を積むには、土台が既にないと難しいだろう。ということは、一段ずつ内部空間を作っていったのかもしれない。
底面整備は、敷石方式を使っているので、石材一つ一つ置く毎にやっていると思うが、
底面に選んだ場所が、もともと真っ平らとは限らないので、まず、ほぼ真っ平らにしなければならない。
230×230で52900になる。10万人を強制的に動員して、一人一人に鑿を貸与すれば、1日でなんとかなるが、実際はもっと日にちがかかっただろう。
大量の鑿を用意したのは、三連のうち真ん中のピラミッドの建設を担当した、[ 耐久金属部品のガブリエル ]だ。
( [ 耐久金属部品のガブリエル ]も、10万人を強制的に動員した。でも、[ 彫刻家ミカエル ]は、そうしなかった。)
ミリ単位の整備を一気にやった場合、10万人を動員したら、3日ぐらいでなんとかなると思う。
一気にではない場合、一段目の石材を置くには、他の段よりも手間がかかっただろう。
でも、二人で3時間から4時間ぐらいで一段目の石材を置けたと思う。
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