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ピラミッド~4.8改
ピラミッド4.8は、ものすごくいい文が書けたので、再録させていただきます。
現存最大のピラミッドがあり、その現存最大のピラミッドを端とする三連のピラミッドがある。
その三連のピラミッドの真ん中のピラミッドの前に、巨大スフィンクスがある。
巨大スフィンクスは、丘を彫り込んで胴体を造っている。頭だけが飛び出ている。
巨大スフィンクスがなかった頃の状態は、丘の上に突起がある状態だと思われる。
その突起の形は、今となってはわからないが、丸かったとして、
丘の上に丸い突起があって、最初に思いつくのは、太陽だ。日の出や日の入り。
太陽コロナの様子を彫ったのを、誰か他の人間が、漫画的なライオン・ヘアーだと思ったのかもしれない。
日の出や日の入りに関係している言葉に、アケト、というものがあるが、
アケ、の、もともとの意味は、横の溝、側溝のことだ。側溝は、時代が下ると、蓋が付き、その上に土をかけると地面の下になり、側溝が見えなくなる。
古代の俗説では、天動説を基本としていて、もし、昨日や一昨日に沈んだ太陽が、今日、明日、明後日の太陽と同じものならば、
夜の間に、西から東へ地面の下を移動しなければならない。そのとき、地面の下のアケを使うのだろうという俗説だ。
そして、その俗説では、太陽が船に乗ってアケを移動するという俗説に発展した。
それで、大問題が発生した。もしかしたら、丘の上に突起なんてなかったのかもしれない。
その場合、突起を人工的に造ったということになる。人造石灰岩でだ。
人造石灰岩の原料は、天然の石灰岩だ。天然の石灰岩を非常に細かくして水と混ぜて捏ねてから形作る。
天然の石灰岩は、海水や地殻の圧力で水分が抜けて固められて岩になるが、
人造石灰岩は、太陽光線によって中の水分が蒸発して抜ける。でも、それほど固くならないから、ピラミッドの本体には使えない。
( 後には本体に使い、その後、崩壊している。もしかしたら、存続しているピラミッドもあるかもしれない。完全に水分が抜けてしまえば固くなる。そうなるように、小さく作ればいいわけで、煉瓦くらいの大きさに作ったものがあるかもしれない。
でも、その場合、人造石灰岩じゃなくて、泥煉瓦にまで作り方が簡略化されていると思う。エジプトの泥は、石灰岩の割合が多いだろうけど、他の岩も混ざっているだろう。どちらにしても崩壊するかは品質の問題だ。)
現存最大のピラミッドを端とする三連のピラミッドでは、人造石灰岩を本体ではなく外装仕上げに使っている。
人造石灰岩は、あまり厚いと、水分が抜けない。その実験として、丘の上に人造石灰岩で突起を作ったのかもしれない。
突起の中心まで水分を抜けさせるように穴を空けたら、太陽コロナやライオン・ヘアーのようになったのかもしれない。
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