王道くん君は

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… もう昼休みか。うっかりいつもの癖で寝てしまっていた ハッとするように転校生をみると、クラスで爽やかそうな人とか一匹狼とか言われてる人と一緒にいた。 まじか… 一匹狼くんのことは仲間だと思ってたのに 3人で楽しそうに話してるし『何話してるの?』なんて話しかけるのなんかもってのほか。あー、結局親友ってその場のノリだったのかな とブルーな気持ちになっていると 「おい!倫也も一緒に食堂行こうぜ!!!」 『え…?僕もいいの…?』 『何言ってんだよ!親友なんだから当たり前だろ!!』 僕は嬉しくなり思わずさきてゃに抱きついた。 『ありがとうっ、!』 周りのチワワ達のあちこちで「きゃー!倫也様が!汚れる‼︎」とか「何アイツ許せない」「これは王道なのか…?」とか色々言っているようだ。 さきてゃと一緒に食堂に行こうとしてた筈の爽やかくんが「ちょ、ちょっと佐藤くん離れよう?」と言ってきた。 僕は周りが見えてなかったようなので『ごめん。どうかしてた』と一言謝りさきてゃから離れた 「っなあ!そろそろ食堂行こうぜ!!」 なんか動揺してたようだが、急に抱きつかれたらそうなるよね 王道くんのその言葉で僕たちは食堂へ向かった
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