はじまり

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「ふー、間に合った、、、」 「おい、青木。一切間に合ってねえぞ」 はははっとクラスメイト達と話している青木。 なんだアレ友達のいない僕への当てつけか…と勝手にライバル視していたらいきなり教室のドアが開いた 「今日は転校生がきてる」 ホストぽい見た目だがこの人は俺たちの担任だ。転校生が来るのはもちろん見てたし知ってるけど、まさかうちのクラスとは…これはもう仲良くするしかないな。 「おーい咲。入ってこーい!」 下の名前か。転校生くんはフレンドリーなのかな!これは期待大 「おう!!俺の名前は 立花咲だ‼︎! 咲って呼べよな!」 ま さ か の 陽 キ ャ もう僕の予想を遥かに超えてきた。 仲良くなりたいけど僕みたいな陰キャが陽キャに話しかけるのは無理だ… テンプレのようなオタクの格好だったし仲間と思ってたのに、、 僕は心の中でハンカチを噛み締めながら、話しかけるタイミングを考えていた 「あー、席は佐藤の後ろな」 神様ありがとう。僕は見放されてなかったよ ……!これは絶好のチャンスだ でも…なんで後ろなんだよ!僕の計画では隣になって『教科書まだ届いてないよね、僕が見せるよ』って言ってこれから仲良くなる予定だったのに… 「おい!佐藤って誰だ??」 やめてよ転校生くん…なんか存在薄すぎて忘れられたみたいな気持ちになるだろ…… 『あ、佐藤は僕です』 と言い手をあげた すると転校生くんが早足で近づいてきてこう言ってきた 「お前綺麗だな‼︎名前なんていうんだ?教えろよ!俺たち親友だろ‼︎‼︎」
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