序章 砂漠の神殿

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(何か置いてある……) 「んんっ…」 少年は、穴に手を突っ込むと、スルッとした物に触れた。 ズリズリッ…… 少年がつかんだ物は、意外に高さがあり、入口にぶつけないように、斜めにして取り出す。 (これは……‼) 少年は、手の中の物が信じられなくて、しばらく立ちつくした。
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