3.ミカからの挨拶

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3.ミカからの挨拶

「おはよう」  いつも、ボクを見ても何も言わず、素通りしていく人間たち。  そんななかで、急に挨拶をされて、ボクは足を止めて声がしたほうをみた。  ミカがボクを見て目を細めていた。  えっ、ボクに話しかけてきた? 本当に?  そう思って、首をかしげたらミカは笑った。 「そうそう、君に話しかけたんだよ。カラスくん」
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