4.夕方の日課

1/7
前へ
/132ページ
次へ

4.夕方の日課

 日も傾いた夕方。  子供も、大人も、家に帰る時間だ。   「カーくーん、いるー? ミカだよー」  ミカの声だ!  ボクは眠りかけた目をカッ、と見開いて、翼を動かす。  ひらっ、と風に乗るようにして、ミカの近くの地面へと降り立った。 「カーくん、こんばんは!」
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加