5.カラスである事実

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「……もう、学校行かなきゃ」  ミカはボクを見ることなく、そのままスッと信号のあるほうへ向かっていってしまった。  ナバもそれに続こうとして、ボクを見る。 「カラスと会話って、メルヘンかっつうの」  やっぱりそう吐き捨てた。  カラスのボクにできることは、そいつの頭にフンを落としてやることくらいだ。
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