6.ミカが危ない

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6.ミカが危ない

 その日の夕方は、ミカは来なかった。公園のそばを通らなかったから、他の道から帰ったのだろう。  木の枝にとまって、ふぅ、と羽を休めながらぼんやり夕焼け空を見た。  火曜日は、行きたいレストランの話をするんじゃなかったの?  楽しみにしていたのに。この数カ月、続いていたミカとのおしゃべりがなくなってしまった。 「……ミカがいないと、静かだなあ」
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