6.ミカが危ない

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 ふとそちらを見ると、マイクがこっちに向かってきた音だったようで、すぐ近くの枝に彼がとまった。 「おい、大変だぞ!!」 「どうしたの?」 「お前のミカ、本通りの裏地でリンチされてる!」 「なんだって!?」  ボクは驚いて大声をあげてすぐさま空中へ飛び出した。  マイクに先導されて、ボクは翼を広げて風に乗る。少しでも早く前へ行けるように。  ミカ、ミカ。ボクが行くから。 ◇
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