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マイクと共に、本通りの商店街の裏側にある空き地近くのフェンスに降りた。
そこには、ミカを囲むようにして女の子や男の子がいた。
――あの、ナバと呼ばれていたやつも。
「マツモトさーん、ナバに色目使うのやめてよねえ」
「この女、地味そうに見えて胸でけーし、一回やってみたいんだよなあ」
「ナバったらやだー、ここでするつもりー?」
ボクには、その言葉たちはミカをいじめていることがはっきり分かった。
ボクとしゃべるとき、嬉しそうに笑うミカが、あんな暗い顔をしてうつむいて、空を見ようともしない。
「…………」
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