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「じゃあ、私は学校に行くから。またね、カラスのカーくん」
「カァ、アー(おう、じゃあな)」
返事をするように鳴いて、少し羽ばたく。そうすればミカが嬉しそうに笑うのを知っていた。だからボクは、ミカに笑ってほしくていつもそれをする。
「ばいばーい!」
うん、ミカは今日も笑って手をふってくれた。そのまま信号がある道へと歩いていくのを見送って、ボクは食パンの入った袋をズルズルと引きずって木陰へと持っていった。
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