3人が本棚に入れています
本棚に追加
袋のくちはいつもあけてくれているし、六枚切りの食パンはボクが食べやすいようにある程度、一口大に切ってくれている。
たいてい二日くらいでパンはなくなるけれど、ボクにとっては嬉しいごはんだ。
ボクは、ミカのくれた食パンをついばんだ。
さっきみたいに、カラスが間近で鳴いても、彼女は驚かない。最初からそうだった。
出会ったときだって、ボクが警戒して離れようとしても、追いかけることもせず、ただ話しかけてきた。
最初のコメントを投稿しよう!