第四話 かりそめの平和
12/12
読書設定
目次
前へ
/
332ページ
次へ
―――――――――― それは明け方のこと。 まだ日が昇らず薄暗い時間。 住宅街の裏手にある墓地では異変が起こっていた。 雑多に並んだ墓石の下からなにかが生え始めていたのだ。それも一つだけでなくあらゆる場所から。次から次へと勢いよく、地面を突き破る。 色白で生々しく細長い。棒状のそれの先には五本の指。 苦しそうに宙をかいて蠢いている。 それは――死んだはずの『人間の手』だった。
/
332ページ
最初のコメントを投稿しよう!
126人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
7,347(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!