「雨女」の謎

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
日本の古代の話。 雨を降らせる「雨女」がいた。 今年は夏が暑く、作物は枯れそうになっていた。 村人達は雨を降らせるため「雨女」に依頼した。 「雨女」は〇日に雨を降らせると宣言した。 そして宣言通り〇日に雨が降り、村人は喜んで雨女を称えた。 ネタばれすると、「雨女」は未来の人間だった。 今でいうタイムスリップをしてこの時代に来たのだ。 だから何日に雨が降るかわかっていた。 雨が降るとわかっている日を、あたかも自分が降らせたかのように村人に言ったのだ。 ある日、「雨女」の噂を聞いて、複数の男達が「雨女」をさらった。 自分達の村では干ばつが続いて、雨を降らそうと思ったのだ。 「雨女」は抵抗の末、一人の若い男を殺してしまった。 すると「雨女」は消えた。 周りの男たちは自分達が何で別の村に来たのかわからなくなった。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!