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日本の古代の話。
雨を降らせる「雨女」がいた。
今年は夏が暑く、作物は枯れそうになっていた。
村人達は雨を降らせるため「雨女」に依頼した。
「雨女」は〇日に雨を降らせると宣言した。
そして宣言通り〇日に雨が降り、村人は喜んで雨女を称えた。
ネタばれすると、「雨女」は未来の人間だった。
今でいうタイムスリップをしてこの時代に来たのだ。
だから何日に雨が降るかわかっていた。
雨が降るとわかっている日を、あたかも自分が降らせたかのように村人に言ったのだ。
ある日、「雨女」の噂を聞いて、複数の男達が「雨女」をさらった。
自分達の村では干ばつが続いて、雨を降らそうと思ったのだ。
「雨女」は抵抗の末、一人の若い男を殺してしまった。
すると「雨女」は消えた。
周りの男たちは自分達が何で別の村に来たのかわからなくなった。
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