お昼にまた、会おう!

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「お昼にまた、会おう」  わしが竹馬の友・玄三と最後に交わしたのは、この言葉じゃったな。  まさかあのひと言を最後に玄三がわしの前に二度と姿を表さなくなるなどとは、思いもせんかった。  このような運命が分かっていたとしたら  もっと、話すべきこともあったじゃろう。  もっと、交わすべき笑顔もあったじゃろう。  じゃが、それは叶わんかった。
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