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「とんでもない捕り物だったな」
「全くだよ。勘違いもいいところで、自分が今まで悩んでいたことが、バカバカしいのと恥ずかしいのとで、地球の裏まで潜っていきたいよ」
「飛んでいくなら付き合うぞ。一緒に旅行でもするか?」
「貞操の危機を感じるからいやだ」
「どうせ明日には失う・・・・・・」
むぐっと拓真が言ったのは、北斗が中にいる二人に聞こえてはまずいと拓真の口を手でふさいだからだ。
こんなところで何言うんだよと睨みつけると、拓真が口を押さえた北斗の手をペロリと舐めた。
びっくりして手を口から離すと、そのまま抱きしめられて耳元に熱い吐息と共に、その目が悪いと吹き込まれた。
ひっと肩を竦めると、腰を抱かれて引き寄せられ、額に口づけを落とされる。
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