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四人と会話をしながらソウゴは考えていた。
自分が魔王になって世界を滅ぼすならこの人達なら救えるのかと。
ガチャ。
「あっ!歩夢ちゃんとソウゴ先輩見つけた。」
かすみはドアを開けてそう言った。
「やれやれ、すまないね。探すのに苦労したよ!」
そうマフラーをした男性はソウゴに言った。
「君たちは?」
赤と青のライダーに変身していた男性はマフラーの若い男性に聞いた。
「私はウォズ、彼の家臣だ」
そうウォズはソウゴに膝を着いて言った。
「そうか、帰るのか?」
革ジャンの男性はソウゴと歩夢に聞いた。
「はい!」
歩夢とソウゴは頷いた。
「気を付けろよ」
そう男性はソウゴに言った。
ーーー2019年7月3日ーーー
ソウゴと歩夢とかすみとウォズの四人は元の時代に戻り安心して家に帰っていた。
「それより今から家に来ない?」
ソウゴはかすみとウォズに聞いた。
「えっ!?」
かすみとウォズは豆鉄砲を食らった顔をしていた。
「クジゴジ堂でスクールアイドルの話をしたいし」
歩夢はそう二人に言った。
ーーークジゴジ堂ーーー
「ただいま」
ソウゴはそう言ってドアを開けた。
「お帰りー!」
そう言って出てきたのはソウゴの叔父の常盤順一郎は部屋の奥から出てきた。
「あれ?歩夢ちゃんともう二人はソウゴくんの友達かな?今からお茶を淹れるけどミルクティーで大丈夫?」
そう順一郎は二人に聞いた。
「はい!かすみんは大丈夫です!」
そうかすみは順一郎に言った。
「ああ、私も構いません!」
ウォズはそう順一郎に言った。
ーーー公園ーーー
「はぁ~。μ'sの解散か。」
眼鏡をした女子高生が1枚の写真を持ちながらそう言った。
「今まで頑張って来たのに。」
女子高生はそう言って仲間達の事を考えていた。
公園から出た瞬間トラックが女子高生に突っ込んできた。
女子高生は死を覚悟した。
だが。
女子高生以外の時間が止まったみたいに全て静止していた。
「どうなってるの?」
女子高生はそう辺りを見ながら言った。
「やぁ、君は危うく死ぬところだったんだよ」
1人の少年が女子高生にそう言った。
「えっ!?そうなの?」
女子高生はそう少年に聞いた。
「でも時間を動かしたら君は死ぬけど。そうしたら君はダンスを踊れなくなるけどそれを望むなら動かそうか?」
そう少年は片手を前に出そうとした。
「何が望みなの?」
女子高生はそう少年に聞いた。
「君には時の王者になってほしいんだ!頼めるかな?」
そう少年は女子高生に聞いた。
「いいよ!μ'sを続けられないなら!」
そう女子高生は言った。
「契約成立」
[ビルド!]
黒い丸い物体を女子高生の体に押し込み女子高生はアナザービルドに姿を変えた。
ーーー武道館ーーー
「姉さん!」
二人のアイドルが逃げていた。
アナザービルドはボトルらしき物を二人に向けた。
[Saint Snow]
「鹿角 聖良。鹿角 理亞。ベストマッチ!!
」
そう言ってアナザービルドはゆっくりと歩き始めた。
ーーー次の日ーーー
ソウゴは眠気を堪えながらかすみの元のメンバーに頼みに向かっていた。
「あっ!居ました!あの子です!」
かすみが指差した方には演劇部の期待の新星の桜坂しずくが立っていた。
ーーー5分後ーーー
「スクールアイドル同好会に戻って来てほしいんですね」
しずくはそうソウゴに聞いた。
「無理なら無理にとは言わないよ」
ソウゴはそうしずくに言った。
「わかりました!またお願いします!」
しずくはそう頭を下げて言った。
「いいの?」
かすみはそうしずくに聞いた。
「うん。」
しずくは頷いた。
ーーー放課後ーーー
四人は帰宅ついでにどこかでお茶をしようと話をしていた。
「ねぇ、先輩あれなんですか?」
しずくはそうソウゴに聞いた。
しずくの指差す方にはアナザービルドが女子高生3人を襲っていた。
[A-RISE 優木あんじゅ]
「残り二人」
アナザービルドはそう言って二人に近づいた。
「やめろー!!」
ソウゴは走り出して二人のスクールアイドルを助ける為にアナザービルドの腕を掴んだ。
アナザービルドはソウゴを振りほどきそのまま回し蹴りでソウゴを蹴り飛ばした。
「俺は何もできないのか?」
ソウゴはそう言って片手を力一杯握った。
「我が魔王。」
隣にはウォズが立っていた。
「君にはまだ希望があるよ」
ウォズはソウゴにジクウドライバーを渡そうとした。
「これって・・・」
ソウゴはそれを受け取りジクウドライバーをじっと見た。
「常盤先輩!それを使ったら最悪の未来が待ってるんですよ!」
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