ななかまど
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「じゃあ、宿題頑張ってね」 と頭を軽く小突いて、百花は出て行った。 風通しがいいようにドアは開いたままだった。 そのまま、ごろりと寝転がると、窓際に置いてある机の椅子に頭をぶつけそうになる。 「……狭い」 「だから、文句があるなら帰ってよね~」 ぺらぺらとページを捲る音を聞きながら、目を閉じる。 首を振っている扇風機がこちらを向いた。 ふわっと涼しくなった途端、眠りに落ちていた。
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