プロローグ

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プロローグ

誰もいない薄暗い廊下をスリッパで音を立てないように進んでいくと、時を告げる鐘が聞こえてきた。 どうやら休み時間になったみたい。 やがて廊下の奥から光を注ぎこんでくる階段が見えてきた。 そこから流れてくる心地よい風が緊張をほぐしてくれるような気がして、私はその階段を何気なく見上げた。 その時。 上から黒い物体が私に降って来た……。
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