星降るほどの悲しみを・・・

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あれから長い年月の中、 また学問に戻ったじぃちゃんは 天文学者として教鞭をとり、 家庭を持って、穏やかに歳を経った。 じぃちゃんから、死ぬ数日前に その話を聞いたおじちゃんが 「親父、なんや気難しい顔して  その縁側で星空を眺めてたなあ」 懐かしそうに縁側を見た。 あの戦争がなかったら じぃちゃんはもっと笑って暮らしてた。 じぃちゃんの見る夜空は もっと美しかったはず。 あの戦争がなかったら 世の中にある悲しみは もの凄く少なかったはず。 争うことをなくしたら 悲しみの星は減るんや・・・。                     ー 了 ー
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