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終末へのカウントダウン
世界の終末………。
武流に告げられたメッセージ。
でも………。
そんな事も感じさせる事無く、過ぎて行く日常。
今は、取り敢えず、目の前に出されたカクテルが美味しければ良いのよって思う事にしているアタシが此処にいて………。
でも、アタシって、世界の終末まで何をして過ごせばいいのかしらねぇ。
………今はアタシに出来る事をする。
アタシが武流に救われた未来を歩んでるなら、アタシも目の前にいる相手を笑顔にする事。それがアタシに出来る事。
………何故なのかしらね?
武流と出会って、意識的になった事で、アタシって初めて自分に余裕が出来たって言うか。1日1日を生きて行こうと思うアタシがいるの。
武流がアタシに呟く。
「………ねぇ、ママ。早くキャバクラ行こ?」
今日も、新しい1日が始まるのだった………。
《 完 》
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