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そう、それが紛れもない素直な気持ち。だが、容易に口に出すことができずにいる。何度身体を重ねても、どんなに激しく欲情を絡み合わせても、どうしてか云えずにいる言葉。
たったひと言伝えることが、こんなにも怖くて苦しくて――こんなにも重いものだなんて思わなかった。
「ぷ……っは! て、おい遼二! てめ、何考げーてんだ……って! マジで窒息すっかと思ったじゃねえか……」
「ああ……悪りィ……。つい、な」
「つい……って、お前なぁ」
「悪かったって。もう今度こそホントになんもしねえから……こうやってくっ付いて寝んのだけは許せよ?」
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