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愛しい想いのままに布団の中に手を突っ込んで、紫月の髪をグシャグシャと撫でる。
「紫月……なぁ、おい……」
「ん……? もう出す?」
布団の中でこもった声も艶めかしい。
「……ッ、違えよ……」
遼二は自らの雄にしゃぶり付いている紫月を引き剥がすと、
「ンなことされたら我慢できねえ……。ちょっと隣ン部屋行かね?」
「隣って、物置にしてるとこ?」
「ああ……」
めくられた掛け布団の隙間から遼二の虚ろな瞳が我慢できないと訴えている。あまり見たことのない彼のそんな表情は堪らなく淫らだ。紫月はより一層顔を赤らめながら、「分かった」と素直に同意した。
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